2010年09月30日

『第2回 現代詩朗読公演 BOOL』

『現代詩朗読公演BOOL』
第2回公演を行います。


2010年11月6日(土曜日) 
場所 大田区民プラザ 小ホール
(東急多摩川線下丸子駅下車30秒) 
開場 19:00 
開演 19:30 
入場料 1000円

フィチャーアーティスト
TSUJIMURA BUNTARO
BUM


■公演ステートメント■

国内だけにかぎった話ではあるが、現代美術作家を志している若者の間にはサブカルチャーへの嫉妬とリスペクトが混在した複雑な思いを抱くものは少なく無い。現に「サブカルチャー」について語る人や、文章というのは無数に存在し、メディアでも取り上げる機会は多い。逆に「ハイカルチャー」と言われるものの話題を、耳にすることは少ない。そういった実情だからこそ、アニメや漫画、ネットカルチャー、HIPHOPのグラフィテーからの影響を現代美術のコンテクストに折り込み発表するという近年の流れは自然なことのように思える。
こうした、サブカルチャーの影響をハイカルチャーで生かすという手法は、一過性のブームとして終わることも考えられるし、化学反応を起こし新しいスタンダードが生まれてくる可能性も感じられる。現代美術の絵画を中心に制作していた私は、この状況をチャンスと捕らえ、新しいスタンダードの創造の可能性に賭けてみた。
そうして立ち上げたのが、BOOLである。BOOLが目指すところは、アニメ、HIPHOP、漫画、ラジオ、お笑い、ネットカルチャーなどのサブカルチャーのコンテクストを踏まえ、ハイカルチャーの「現代詩」として制作し、それを現代美術のフィールドで発表することである。なぜ最終的に作品を「現代詩」フィールドで無く、発表場所を現代美術に選んだのかというのには理由がある。現代詩の「言葉」というものをベースにしながらも、朗読としてのパフォーマンス、音、映像などのビジュアルまで「詩的なもの」してとらえて発表するには、現代美術の表現形態の許容の広さが、フィットすると感じたからだ。具体的な活動内容としてはネット上でのポッドキャストを通じての音声作品のデータ配信、そして現実空間での公演である。
BOOLでは、作品表現形態を「ポスト・ポエトリー・リーディング」として提示している。端的に言えば『演劇的であり、音楽的でもある一人語り』である。その表現形態が生まれるきっかけは、私自身が自主制作で短編のアニメを作っていたことから始まる。膨大な動画を一コマ、一コマ制作するビジュアルを制作する前段階として、シナリオ、アフレコ、音楽など音声部分を先に作り、それを音声コンテとして幾つかためていた。もともと動画の音声部分なので、ラジオドラマのような音声のみの情報だけで成立させるためだけに作られたものではない。その未完成さが逆に新鮮な表現に繋がるのではと感じたのだ。台詞パート、ナレーションパートと三人称、一人称が複雑に入れ替わる。バックに効果音、音楽が流れている中で言葉を発するという点では、表面的にはHIPHOPのラップを連想させる瞬間もある。こうした要素を「現代詩」としてとらえ発展させることで、表現形態のベースが完成した。さらに、ネット的な「ブログでのプライベートな日記」「政治や社会のニュース」「商品広告」「全く無意味なつぶやき」「プロのライターではない素人の文章」といった幅広い形態の文章がフラットに並んでいる感覚を強く意識している。「詩的」感覚をもっていればそれは言葉の朗読というものを超えて、もともと制作していた映像や平面作品も朗読の要素として組み込めるのではないかとも考えた。BOOLの朗読で語られている内容は、従来の小説やエッセイ、曲の歌詞にしたところで、「中身が無い」「浅はか」「くだらない」「よくある話」と言われるような内容だ。笑い話としても、全く笑わないかもしれない。しかしだからこそ、この表現形態でしか語れないというテーマを意識的に選んでいる。
今公演は、ポスト・ポエトリー・リーディングというニュースタンダードの創造をテーマに掲げた、BOOLでの2回目の公演だ。                    千田哲也 /BOOL主催





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2010年09月17日

『ド稼働部隊007』



気どって 気どって 気どりまくって
ドルファーブレードとドッキング
さらに、ドローン形態にトランスフォームする
枕天満ヒカゲ
輸送飛行艇が時を同じくして
学園都市上空に到着
量産型ダブリン・エレクトロショック
が80機 格納されている

「我が、ポストポエトリー学園にはバウチャー制度は
導入されてるのかね俣野くん」 
イボメガネがまた難しい話を持ち出す。
俺、俣野京一は、爽やかに無視する。
「それよりもイボメガネ、今日は教育実習の先生が
来るんだったよな 
美人なお姉さまだったら上がるよな」

「それよりもボクチンは木刀を持ったツンデレ妹風味
なテーチャーを希望するね
鼻の上に絆創膏なんてあったら飛び上がっちゃいますよ〜」
イボメガネが語る

「全くお前のそのチャーミングな指向性にはかなわないな」
 はははーと2人で笑う

ホームルーム 
担任の寺岡が今日から教育実習で来る先生を紹介する
と言った。
俺も、イボメガネもごくりと息をのむ
そしてドアを開けて入った来たのは

こん棒あご助という、色黒のゴツい男だった

狐目の端正な顔立ちのラッパーだった

天使のような白い服を身にまとったカマイタチだった

現代思想書を小脇に抱えたプニプニの幼女だった

メッシュの汚いクレイトスもどきのデータだった

タバコの吸い殻を2分間見つめたあげく、人を騙す事を
決意した27歳、「男の娘」だった。 
そいつ自身、だまされて多額の借金を抱えて
スケートとゴアトランスとシュウマイを好んでいた

イボメガネは立ち上がり、狂気乱舞した
こいつは次々に立ち上がって来た
選択肢から「幼女」を選択したようだな

俺は「幼女」を選ぶことはないだろう、
ここで「この」イボメガネとはおさらばか
次第にイボメガネの声と姿はフェードアウトして行く
時空が歪み
教室の窓から見える果てしなく青い空が
俺にも選択を迫る
このシステムにはもう飽き飽きだが
新しいルールを提示して
カウンターカルチャーを気どるのは
もうダサイって話だし・・・
しょうがない「狐目のラッパー」を選ぶかな
時空が正常に戻り
狐目の先生はさっそくフリースタイルをかました

ポッドキャスト まだ来ないラスト
意味なく延ばすカスの出すダスト 
一緒にすんな俺はリリシスト

俺は鼻の上に絆創膏を張って
イボメガネの方を見る 
イボメガネは不満そうに唇を尖らせる

俺は全てを受け入れた訳じゃないが
このままでいようと思う
このセカイは夢が冷めて終わる
安っぽい物語じゃないんだ

回転が回転を呼ぶ 同時に
クレイトスもどきはリダクションの最中にフリーズし
「男の娘」は埼玉の奥に帰り
こん棒あご助はセカイとオカルトについて語り始めた




https://boolpod.up.seesaa.net/image/dokadoubutai007.mp3
posted by bool at 03:19| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

『所詮、団子の青だ』


飴太郎は、ボソボソ話しソーシャルメディアを
最近は利用している。
そこで頻繁にコミュニケーションを取っている
うちの一人に、ゲレンデ満・ピーター
という画家がいる

僕はねー、オタクカルチャーとネットカルチャーの
メタフィクションを多用するのね
デジタル機材も好きなの
エスキースも、イラレとMAYAとフォトショ
で完璧にしあげちゃうんだよ
そう言うと人はよくいうんだ
そんな画像データとして独立したものを
タブローで再現するモチベーションはどうなのって?
で、僕はこう言うんだ
それはね、平面の模写いうよりは、山や海といった景色
を描く様に近いんだよ
現実に、私の窓
から見える景色はまさそうなのだだから
この窓っていうのは、PCのWindowsと掛けてるのね

金太郎遠距離恋愛ハンペン係長代理
スタイル  シミュラークル・リーディング

骸骨面電動コケシ風バイキルトン痩せ夫
スタイル  ミーメーシス・リーディング

飴太郎は平衡感覚を無くしキーボードにしがみつく
ゲレンデ満・ピーターは、実は14歳ふうの21歳
女子であるという可能性を夢想してしまったからだ
このことが最近出来た、ダークエルフの彼女に
ばれたら大変だ
そうだ、こんな夜は、自分を慰めよう
ギョギングスーツに着替え、多摩川沿いを走る
逆に自分に厳しくしてしまった。
そうか僕は、根っからのひねくれ
パンクロッカーだったのね、
偉そうな事言うのは 金を手にしてからするか
そう飴太郎は気づく
「ギャー」と奇声を発し
やけになり、オラウータンの物真似で暗闇に
へばりつく




https://boolpod.up.seesaa.net/image/syosendandonoaoda.mp3
posted by bool at 02:36| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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