2011年06月14日

『ノン』

ん〜 ん〜 ん〜
んぱああっー
のん
ききぃー

意味の無い言葉を発し
誰かを
求めていたのは用心棒の「あいつ」だった
彼はロボットの体をすでに手に入れていた
ぱらみ
たのそ
こもと
ちょら
へこに
今度は意味の無い言葉を黒板に書き記した
隣の女子が飲んでいたジュースの缶
を乱暴に机に置く
明らかな不快感を示している

「あいつ」は今度は人に届く言葉で
人生を語ることにした





http://boolpod.up.seesaa.net/image/non.mp3
posted by bool at 02:15| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月03日

『ファーストキス』


寿目太郎は女性アイドルの
プロデューサーを夢見てた
何よりも行動することが大事と考え
まずネットにてオーディションを
行うことにした。
自分のブログで女性を募集して
みたが誰一人応募してこなかった
目太郎は早速いきづまってしまった
そこで親友の団陳平に相談を持ちかけた

何を路頭に迷っているんだ
ネットよりも、実際に足を使え
それがかつての目太郎の
持ち味だったじゃない

団陳平のアドバイスは的確だった
目太郎は目から鱗と共にパンツも
落とし町中に勢い良く繰り出した
それはつまり
下半身をいっさい何も纏わず
世間様の前を闊歩している状態だ

『虎穴に入らずんば虎児を得ず』
目太郎のナイフのような眼光が蘇えった

さまざまなギャルが目太郎の前を通りすぎる
駄目だ、どいつもこいつも
人間の本質的な卑しさがにじみ出てきている
アイドルに必要なのは
信仰の対象としての強度 すなわち透明感

気づくと真夜中2時になり、
知らない街の歩道橋の上にいる
大分冷え込んで来た
思えば今日一日、下半身剥き出しで歩き回り
よく捕まらなかったな・・・
奇跡は起きたんだ 
奇跡の夜

アイドルのプロデューサーを勤めるには
俺は心が綺麗過ぎる
俺がアイドルになろう
工場の日雇い夜勤を続けながら



http://boolpod.up.seesaa.net/image/firstkiss.mp3
posted by bool at 03:00| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

『連投』

低い声で高圧的な
経営者の声
肌の色は浅黒く
胸板も厚い
生理的に受けいれることが
できなかった

バレンタイン
バレンタイン
何度もメモる
クラスタくん

押し迫まった状況
をどう回避すべきなのか
とりあえず人に押し付けて
みたいが、それももう無理そうだ




http://boolpod.up.seesaa.net/image/rentou.mp3
posted by bool at 02:44| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。