2011年11月27日

『もにゃ監視員』

遠方よりおばさんが来たる
目も合わさずメモ
私に渡し すぐに帰る
メモ見ると
21時に裏の山の
ロープーウェー乗り場で待ってるは
だって
どうしよう 行くべきか 行かぬべきか
助けて 土管の中のおおきな友達 

僕モニャモン いつも全裸
ベランダの土管が僕チンの住処
話は聞いたよ そりゃ大変だ
ワーキングプア 
には辛い悩みだね
僕チンと言えば 
控えめなセレブ
線路 監視員が僕チンの仕事
無茶やる 鉄っちゃん 追い払う毎日

お尻にお灸据えて
一人ジャンケンしてたところ
心を捨てたゴミ箱
多幸感に酔いしれるタコさん
の娘の薄めのブラウス
気づいた時には遅かったブルース
思う壷の中でまた腐乱する

知らないよ 知らないよ
だれも分からない 
誰か分からない
誰も変わらない
まだ見ぬ
それは芸術じゃなく現実

丁度、一刻前捨てちまった心
が屑篭の隅で俺に黒魔術を唱えてやがる




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2011年11月15日

『白描図像α』

12月の晴れた日
社内に幼稚園児の女の子が二人やって来た
僕と美鈴さんは拍手で迎えたんだ
僕ら大人に
正しい
空気をプレゼントしてくれるって話
ボコボコ相談室を必死で読んでいた
猿顔の社員がまず餌食になった

園児二人は黄緑色のスリッパで
猿顔社員の膝を軽く叩く
すると
床下でペンキを頭から被った伯父さんが
むくっと起きあがる
その度に空調からフィンランドの風が吹く
この一連の流れが21回繰り返された所で
園児達は23歳くらいの大人になっていた

彼女達はすぐに僕の恋人になった
そこから社内をクルーズしたり
炭坑に観光にに行ったりして
光るカタツムリをおみやげに
エアポートに繰り出した

目覚めると
謎の
咳がとまらない
でも家にだれもいないの
タンスの上の石像には
見覚えがある
あの猿顔の社員じゃないか
その横には僕の恋人が2人
コケシみたいに無表情
否、コケシそのものだ
部屋の窓は
窓が描かれた絵画で塞がれたままだ





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2011年11月11日

『暗黒物質』

木箱がそこら中に散らばっている
僕の部屋 
基本的に光源のない暗闇
ケニアの少年が真新しいクツを
手にはめて笑う映像
人間である根拠を探しに行った
覆面レスラーよりも僕は体格が良い
全裸の女の幽霊が此処にはよく出没する
と聞いたのでこの部屋を借りた
誰に聞いたのかって?
緑の光さ
僕の唯一の理解者
僕の脳はアレル・ポレナ島宇宙と
完全にリンクしている
世界は黒い

暗黒物質の存在は1997年に僕の脳でも感知された
宇宙・日本の空間の歪みを修復することが僕の指名
そして「協力者」である学園内で生活する12名の女子
を見つけ出しその力を解放すること
金曜日には4番目の「協力者」斑鳩沙紀の力を解放した
沙紀の能力は「水汲み」だった
そして3000円を彼女に貸した
この金はもう帰ってこない気がした

運命の日曜日
一人で部屋の真ん中でテニスラケットを
振っていた
木製のアニメウサギにラケット当たることを
気に留めながら
何回も何回も レギュラーになれますようにって




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posted by bool at 02:51| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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