2012年10月29日

『空気ブラウス』

きん玉袋を広げて 都会を見渡す
訳けもなく 唄を
ループする グルーブ に夜な夜な狂う
十九と7つ
言葉による快楽を追求
適当な返答
核心を避けてきた
終わらす覚悟は無い

飴太郎は事実として後頭部が人より大分長い
それは心に闇を抱えているから
この空間では BPMは意味をなさない
歪んだエレクトリックピアノがなり響く
飴太郎は名だたる武将と酒を飲みかわす
宴は加速する
飴太郎は陽気だった
だが、それに水を差すように隅の方で現代思想書
を読みふけっている男がいる
飴太郎は男に近づく
「ここは、宴の場だ、そういったものは、
家で読んでくれないか」
いつもは弱気な飴太郎が強く出る
「あんた、の言うことは正論だ だがあんた
 パンツの横から きん玉出てるな」
男が悔し紛れに指摘する

「出ているんじゃなくて 出しているんだ
       
              これは文学だ」





posted by bool at 03:19| Comment(0) | 現代詩朗読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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